STS3を使用した手順 − 簡単な動的コンテンツ(JSP)
概要
作成したindex.htmlファイルは、ただのテキストファイルであり、いつ表示しても同じものが表示される。毎回内容が異なったりすることはない。
あらかじめ決められたファイルが用意されており、サーバは毎回同じ内容をクライアントに送信する。これは静的コンテンツと呼ばれる。
一方、状況に応じて変更される(=サーバ上でその都度なんらかの処理を実行し、その結果が送信される)内容のものを動的コンテンツという。
JSPファイル作成
プロジェクト内に新規JSPファイルを追加し、test.jspとして内容を作成する。
クライアントからアクセスし、test.jspを表示する。
サーバはJSPファイルをのそのままクライアントに送るのではなく、処理(<%= … %>で囲まれた部分)を実行し、その結果を埋め込んだ内容を送る。
(ブラウザの「ソースコードを表示」で、クライアントがサーバから取得したJSPの内容を確認できる。)
上記JSPの例はサーバ側で生成される「動的コンテンツ」の例である。
同様にコンテンツを動的に生成/変更する方法にクライアント側(ブラウザ上で実行される、主にJavaScriptが使用される)のスクリプトがある。
設計する際、サーバ側の処理と、クライアント側の処理を区別して考える必要がある。
ブラウザの「ソースコードを表示」で、サーバから取得したJSPの内容を確認する。サーバ側ですでに計算された結果が埋め込まれている。
一方、クライアント側処理の部分はサーバ側では実行されていない(サーバにとってクライアント側スクリプトは普通のhtml同様、ただの文字列である)。
クライアント側の処理はこの後ブラウザ上で実行され、その結果が表示される。